江戸のかたぎ長屋にやってきた浪人・瀬能宗一郎。剣の腕はたつが、どこか素っ頓狂。
形見の銘刀「國房」を質に入れ、代わりに差すのは竹べらに銀箔を巻いた「竹光」だ。
もの珍しい江戸の生活を満喫していた宗一郎だが、生来の性格からか、はたまた隠された素性故か、
様々な厄介事に巻き込まれる。そして宗一郎をつけ狙う怪しい影が!
侍とはいえ、剣を抜かなくなった平和な時代。それでも剣に憑かれた男たちを描く新感覚時代小説。
漫画表現の最先端を走る松本大洋のベストセラーコミック『竹光侍』原作者が書き下ろす小説シリーズ第一弾!
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